軽貨物ドライバーのリスクとデメリット〜①急な契約解除!やはり軽配送は不安定?〜

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考える人

脱サラして軽貨物ドライバーやりたいけど、、、、安定して稼げるのかな?ああ、不安。

【目次】

  1. それは急にやってくる

  2. なぜ契約解除になる?

  3. とはいえあるその対処法

  4. 常に予期しておこう

  5. まとめ

【ざっくりいうと】

契約を急に解除されることもあり、案件によっては不安定です。でも首都圏の場合、案件自体はいつも大量にあるので、安定してると言えます。

【本文】

  1. それは急にやってくる

前回の記事でも書きましたが、ぼくも先日急な契約解除に直面しました。契約上の問題が見つかったという理由ですが、本当は車の台数を減らしたいんだよ、というのが現場の見方です。

前回の記事⇒【悲報】定期の契約打ち切られそうです。

定期案件にがっつり入っていれば入っているほど、その案件が無くなった時の衝撃は大きいものです。やはりこのリスクをとても気にして、なかなか軽貨物ドライバーになることを決断できない方も少なくありません。

先日あげた動画【Amazon Flex(アマゾンフレックス)どうでしょう~経験者に聞いてみたよ~】にこのようなコメントをいただきました。

なんか きな臭い情報が 入って来ましたよ ヤマト運輸が 値上げ要求してきたから それを減らして その分を 個人事業主雇い 安くやらせて 要らなくなれば 首にするつもりやないか?とかニュースで やってますね? アメリカ??では そうしてきたそうです Amazon恐るべし 私はやめて様子を見ます! 怖い

つまり、これからアマゾンはヤマト運輸の代わりに個人事業主を使っていくけれども、すぐにクビにするつもりだから、そんな仕事怖くてやっていけない!とのことです。

やっぱりそのように感じるのは無理のないことですよね。今、正社員でお勤めであればなおさらです。たとえ仕事がつまらなくても、サービス残業があっても、嫌な上司にいびられていたとしても、安定した収入と環境があれば、そこから抜け出すのは簡単じゃありません

怖がる、つまり慎重になるのは当然のことですし、むしろ必要なことです。

  1. なぜ契約解除になる?

✅荷主さん自体が儲かっていないから。

ぼくが定期で受けていた案件は新規事業でした。大口向け高級仕出しお弁当のチャーター便なんですが、後発なのになんとかシェアを広げたい、個人のお客様にもシェアを広げたいと模索しながら、ドライバーは必要数抱えなければいけないという状況でした。

つまり、依頼主(荷主)さんも不安定な収益の中で、ぼくは契約していたわけです。

だから、年末から事務所とドライバーの間にはずっと不穏な空気が流れていました。この事業大丈夫なのか?おれらクビにならんのか?次になんクセ付けられてやめさせられんのはだれだ?そんな感じです。

✅個人事業主ってそういうもの。

フリーランス(個人事業主)と契約を解除するのは、正社員を解雇するよりとても簡単なので、個人で委託されている軽貨物ドライバーは多かれ少なかれ案件の契約解除に直面すると思います。

「君にはもう仕事あげないよ」みたいに、登録している運送会社の委託契約を切られることはあまりないと思うのですが、依頼主(荷主)さんから「閑散期に入ったので、依頼の台数減らします」ってことはよくあることです。

とはいえ、今の日本では派遣社員や契約社員もかなり多いわけで、雇われている人の約4割が非正規雇用だというデータも出ています。

[参照]非正規雇用の割合は37.3%と高水準 : 定年後も働く高齢者が増加

すから、個人事業主やフリーランスってそういうもんなんだって思って、心の準備をしておくといいかもしれません。

  1. とはいえあるその対処法

とはいえ、契約をすぐに打ち切られることを怖がってばかりでは、いつまでたっても軽貨物ドライバーとして開業することはできません。どうすればいいのでしょうか?

✅安定してある案件を選ぶ

ぼくが受けていた定期案件は、新規事業でかつ赤字だった(らしい)ので、不安定でみんながいつも契約解除のリスクを抱えていました。残っているメンバーもまだ「ぼくらはいつ切られるんだろう」という不安な気持ちを抱えていると思います。

でも世の中には安定している案件がたくさんあります。例えばネットスーパーやアマゾンなどの宅配です。企業配(オフィスに文房具や飲料などを運ぶ)などもそうでしょう。これらは消費者がコスパよく購入でき、さらに便利になっていくので、案件は安定して増えていくと言われています。

※アマゾンの荷物は増えていますが、配送をどこが請け負うのか、という点は不安定かもしれません。以前はほとんどヤマト運輸が配達していましたが、数年前からデリバリープロバイダが行うようになりました。そして今後はアマゾンフレックス(アマゾンが直にフリーランスと契約する)が増えていくと予想されます。

[動画]Amazon Flex(アマゾンフレックス)どうでしょう~経験者に聞いてみたよ~

たとえ、アマゾンフレックスが急に人員削減なったとしても、他の運送会社を経由してもアマゾン配送は万年人手不足ですので、フレックスで培ったノウハウを生かすことができます。アマゾンができるようになれば、楽天もロハコもDHLもできます。

✅ドライバーとしての価値を高める

ミスが少なく、クレームをもらわないドライバーとして運送会社から評価されていれば、車の台数を減らさなければいけない場合、残ることができるかもしれません。(今回ぼくの場合はD社のドライバー全員契約解除されました。)

  1. 常に予期しておこう

フリーランスの契約解除は、もとから期間限定だったり、時には突然やってきます。しかし常に予期しておけば怖がることではありません。

常に新しい案件や運送会社をチェックしておくのはとても良いことです。なにせ首都圏には案件がたくさんあります。特に江東区大田区には山ほどあります。

現在日本では人出不足、特にドライバーは人出不足と言われています。裏を返せば売り手市場、首都圏では特にドライバーが案件を選べる時代なんです。

今は特にオリンピック前だからでしょうか、BtoB案件もたくさんあります。閑散期の2月もけっこうあったので、5月からの閑散期にも案件がこのままたくさんあるかもしれません。

サーフィンに例えるならば、ずっと乗り続けれる波はないけど、いい波がずっと来ていて、何回波から落ちてもまた乗れる、そんな感じかもしれません。

  1. まとめ

こんなかんじで今回は、「軽貨物ドライバーのリスクとデメリット〜①急な契約解除、やはり軽貨物は不安定?〜」というテーマで記事を書いてみました。

次回は「軽貨物ドライバーのリスクとデメリット〜②一瞬で全てが終わる事故の危険〜」というテーマで記事を書きたいと思います。

やはりリスクとデメリットを十分に想定した上で、軽貨物ドライバーとして開業することをおすすめしますね。後悔しないために。

特にぼくがオススメなのは、フリーランスとして働く軽貨物ドライバーです。それなりに稼げて、自由な時間もたっぷりある。そんないいバランスのライフスタイルを提案していければと思っています。

コメント

  1. 匿名希望 より:

    フッキーさん、いつも楽しい動画を拝見させていただいています。
    私の所有している車は、トヨタのラクティスなのですが、ラクティスを使用して軽貨物配送の仕事は出来るものでしょうか?
    新たに軽トラックを購入したり、リースしたりするのは資金的に大変なのかなと思いまして。
    フッキーさんのアドバイスを頂ければさいわいです。

    • Fukkey@Creative-Experiencer より:

      ラクティスは軽自動車じゃないので不可です。ぼくであればおとなしく軽貨物を準備しますね。